ここの川底はツルツル滑るので、釣行の際は、どうぞ御注意あれ。
(六厩川の流れ)
9月6日 六厩川 PM1:00〜5:00 曇り
この日、本当は尾上郷へ行くつもりだったけど、雨は降るし、林道にはボロボロと小石が落ちてるし、挫けました。
それで予定を変更して、ここ六厩川に着いたころには雨も上がっておりましたね。
私はね、林谷のアマゴの次に、ここのアマゴが好きなのよ。私はこの川の、上の写真あたりがお気に入りで、やや増水の時には良型が釣れる。ただし今日は渇水気味であまり釣れませんでした。
最初のポイントで20cmのおなかポッコリの抱卵したアマゴを釣った時には、なんだか後ろめたさを感じましたね。もうすぐ秋なんですね〜。
その後17cm位のを4匹ばかり釣る。こちらは瀬の中に居て元気なアマゴでした。左写真のアマゴは、その中の1匹で、側線にそって朱点がある。これは、私の知る限り、この六厩川と、隣の森茂川の特徴です。これらの川で、この特徴を持ったアマゴに出会うと、私はとてもうれしいのですよ。なぜかと言うと、う〜ん、よくわからんけど、個性的だし、放流魚に混じりながら、けなげにも、代々この遺伝子を残し続けてるのが嬉しいの。(ただ、ここは本来ヤマメ域のはずだから、昔っからのアマゴは居ないはず。それを考えると・・、う〜ん、夜も寝られなくなちゃうぅ・・・・。)

翌7日は、Sさんと久沢川・日ノ谷を釣る。
彼のリクエストでは「沢山釣れる川か、大物の釣れる川へ連れてって下さい」とのこと。でもね、そんなムリな注文を言っちゃあイカンの。私のHP見たら判るでしょ。そんな夢のような所知ってたら、私が連れてってほしいのよ。
もし私にリクエスト出すんだったら、「フラットな川」とか「階段のような川」とか「寄生虫が一杯居る川」とか「クマの出る川」とか「鉄砲水が出たら遭難する川」とか、そんな注文をお願いします。それなら、ご注文に答えられますよ。ただし、私へのサポートはお願いします。もちろんクマが出てきたら巴投げで戦って下さい。
さて、この日の釣果はSさん2匹に対して、私はボウズ。ウ〜ン、撃沈・・。

もう後2週間で禁漁ですよぅ。どうしよう〜。
(九頭竜湖のススキ。秋だね〜。)
9月14・15日 尾上郷・林谷
Fマンの写真撮るの、難しいなぁ。上流に回りこむと怒られそうだし・・。
(寺河戸川を釣るSさん)
14日はSさんと尾上郷へ行く。
ここは釣り人が右往左往しておりまして、さすがに連休中日の様子。途中ですれ違ったフライマンによると、別山の入り口には、7台の車が止まってたそうです。私、いつも思うんだけど、たしかに別山は奥の深い谷ですが、入り口はたった一つ。あそこに集まった釣り人は、どうやって谷の割り振り決めるんでしょうね?誰かが差配屋さんになるんでしょうかね?
我々は、たまたま空いてた小シウドの取水堰堤から入渓するも、Sさん2匹に私はボウズ。谷から上がる頃には先行者を発見しました。まあ、こんなもんですわ。でも、この谷を釣るのは初めてで、とても綺麗な所でした。こんな所は、一人じゃあなかなか行けないし、私の周りには一緒に行ってくれる人が居ないし、同行してくれたSさんには感謝しておりますよ。惜しむらくはビールを持参しなかった事。この谷の途中でビール飲んで寝っ転がってたら、どんなに気持ちよかった事か・・。天気も良かったし・・・。ウカツでした。
その後、庄川上流へ行くも、ここは、もっと釣り人だらけ。もう、ウンザリしますわ。仕方なく寺河戸川でお茶を濁すもSさん1匹に対して、私はまたまたボウズ。おまけに川から上がる途中にコケて、右の脇腹をしこたま打つ。まあ、その時には、さほど痛くはなかったけど・・・。

美しいし、精悍な顔。やっぱりここのアマゴが一番です。
(林谷の♂)
翌15日は一人で林谷へ行く。
実は昨日の夜、TVでも見ようかとゴロンと横になったら、右の脇腹がギクリとした。寝返り打っても痛い。それでサロンパスはって寝たけど、朝起きようとしたら、やっぱり痛い。腹筋に力入れないと、真っ直ぐに起きられない。まあ、実生活には全く影響はないけど、谷でコケるのは、後を引きますなあ〜。この日は、その脇腹をかばって釣ったせいか、背中まで痛くなってしまった。
さて、ようやく渇水となった林谷をいつもの事ながらビールを飲みながら釣り上る。最初23cmが立て続けに2匹釣れた時には、「林谷復活か!」と思ったけれど、やっぱり後が続かなかった。その後に15cmを3匹釣って終わり。
まずは今シーズンの林谷にお別れをしてきました(まだ行くかも知れないけど・・。)

ここは写真を撮っただけ。釣り人だらけだから。
(庄川、魚帰りの滝)
9月23日 牛道川 AM11:00〜PM2:30 曇り
ここのアマゴは、どうしてこんな朱点になるんだろう?21日は、六厩川へ行って、ここのアマゴ達(左写真)に暫しのお別れをしてきました。釣果は17cm位を3匹で、この位のサイズだと、元気にフライに出てくれます。
ただ、この日は冷たい雨が降ってて、まず釣り支度をする前に、ヒーターを効かせた車の中で、ビールを飲みながらグダグダする。そして川に立って釣り始めるも、やっぱり寒い。風邪引きそうです。でも、ほんの時々、魚が出てくれるので、それが唯一の救い。
帰り道の道路の気温計は11℃(午後4時頃)で、その晩、私は、コタツを出しました。

このイワナの肌はキメが荒い。産卵が近いせいか?23日は牛道川。
この日は、ここの真っ黒いイワナ達(右写真)に、暫しのお別れ。私は、ここの、この真っ黒くて、爬虫類のようなシワシワした肌を持ったイワナが大好き。以前「峠を越えるイワナ」と云う記事を読んだ事があるけど、ここのイワナを見ると、なるほど、このイワナだったら、ウナギかヘビのように、雨の中、泥炭地と化した峠をヌルヌルと越えた気にさせてくれます。
この日の釣果は17〜23cmを5匹ほど。その内の20cmアマゴは、もう産卵も終わってて、体は黒いし(もともと、ここのアマゴは黒いが、もっと黒い)腹はぺちゃんこで、肌はボロボロ。なんか釣った事に、罪を感じましたね。でも、私は釣り人だから、来週も釣ります。

さてと、もうこの週末で今シーズンも終わり。産卵を控えたアマゴやイワナ達、どうぞ釣られませんように?

産卵間近。たくさん卵産んで下さい。
(今期最後の林谷20cmアマゴ)
9月30日 林谷 AM11:00〜PM3:00 晴れ
今年は若い衆との釣行機会が結構ありましてね、体力の 衰えを感じましたよ。このオフには、スクワット続けないとね。
(六厩川の仔アマゴ) (切立川の仔アマゴ)
27日は岐阜のK氏と切立川へ行って、仔アマゴと戯れる。そして28日は師匠と六厩川へ行って、やはり仔アマゴと戯れる。
まあ、このまま、今シーズンを終わる訳にはいきませんね。

本日は掛軸店を臨時休業して、林谷へ行ってきました。
谷ではもう秋も近く、冷たい風が吹いております。ついこの間まで、コロコロと鳴いていたコオロギの声すらなく、瀬音以外に聞こえてくるのは、枯葉の落ちるカサカサとした乾いた音だけ。静かな最終日となりました。
この日の釣果は、18か20cm位のを5〜6匹。みんな黒くなっててね。これから一杯卵産んで下さいね。仔アマゴもそこそこ出てくれたけど、その内の13〜15cmは、もう産卵体勢に入っておりましたよ。この調子なら林谷復活も近そうです。
今年はあまり釣れなかったけど、まあ、来期に期待が持てそうな最終日となり、満足な1日でありました。

さて、今シーズンも、私のHPにお付き合い下さいまして、ありがとうございました。毎回の貧果でして、皆さんの釣行の参考にはならなかったでしょうが、「こんなヘボな釣り人が居る」という事で、安心された方もいるのではないかな。ある意味で癒し系というか・・・?
今後の私はといえば、しばらくはモンモンとしております。そして、竿作りに入ります(昨日、トンキンケーンを注文した)。また、未練ったらしく川を見に行ったり、山へクマの痕跡を探しに行ったり・・。まあ、そんな所をね、このHPでもご紹介する予定でもあります。
と、云う訳で、今後とも私のHP、どうぞご贔屓下さいませ。